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【iSaraの先輩に学ぶ】「制作」から「ディレクション」へのステップアップ(えーちゃんさん特別講座 DAY2)

こんにちは。ホクト(@tomadip)です。

現在、バンコクのノマドエンジニア育成講座「iSara」に第五期生として参加しています。

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iSaraとは

プログラミング知識の習得とともに「個人経営におけるマインドを学ぶ」ためのプログラム。現役フリーランスとして活躍する方々が講師となり、フリーランスとして生きていくために必要なコトを3週間で学習します。

はじめに:Web業界のフリーランス構造

昨日に引き続き、えーちゃん(@amazing8160)さんの講座内容をまとめていきます。本日のテーマは「Webディレクション」についてです。

まずはこちらの図をご覧ください。

(参照:【振り返り】起業して1年がたった【数字公開】)

 

全員が専門性の高いフリーランスのみで構成される「StockSun株式会社」の株本氏のブログにて紹介されている、「Web業界のフリーランス構造」を表した図です。

これに従えば、以下のような図式で、業界構造を表すことができます。

「デザイナー ≒ エンジニア < ディレクター < プロジェクトマネージャー」

ディレクターやプロジェクトマネージャーのノウハウは、様々なビジネスに横展開することができ、商材が変わっても価値を発揮できます。ですので、仕事の幅を広げ、収入をあげることに比重を置くのであれば、まずはこの図で言う「レイヤー②」「レイヤー③」を目指すべきということになります。

それでは、まず「Web制作者(レイヤー④)」から、「Webディレクター(レイヤー③)」にステップアップしていくためには、どういった業務を行う必要があるのでしょうか?

 

1:Webディレクターの仕事概要

Webディレクターとしての仕事は、大きく分けて2点あります。

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・対クライアント(発注者)

進捗管理、提案、業務連絡、契約&見積もりなど 

・対開発者(エンジニア・デザイナー)

業務アサイン、品質管理、進捗管理

クライアントと開発者の中間に立ち、以上の業務を行うことで、プロジェクトを円滑に進める役割を持ちます。

調整役ということで「コミュニケーション」が最も重要な要素の一つになりますが、やみくもに話し合いの場を設定して合意を取れば良い、というわけではありません。

ミーティングを設定する際に気をつけたいのは、以下の通りです。

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・対面でのミーティング(オンライン含む)は、「プロジェクト開始時」「納品前の最終チェック」の2回が目安。要点をまとめて最小回数にする

・アジェンダを事前に相手に共有し、思いつきの議論にならないようにする

「当たり前じゃないの?」と思う方も多いかもしれませんが、周りの人全員ができているか、と言われたらそんなことはありませんよね。ミーティングはお互いの意見をすり合わせて「意思決定」をする場であることを、強く意識しましょう。

こうした基本的なことが出来ているかを含め、ディレクターのスキルで「成果物の9割が決まる」といっても過言ではありません。

 

2:Webディレクターに必要なスキル

次に、Webディレクターに必要とされるスキルについてです。

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1:コミュニケーションスキル(対面 / 通話 / チャット)

2:進捗管理

3:品質管理

4:提案力

5:判断力(軌道修正)

このうち、4、5の「提案・判断力」は特に重要になります。

 提案に対して、クライアントから無理な要望を受けた時、根拠をもって断ることができるか。そこにWebディレクターの力量が問われます。「目的を達成するために必要ないこと」にしっかりNoを出せるのが何より大事です。

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◎やりとりの具体例

ディレクター:サイトの表示スピードを最速にして、ユーザーにストレスを感じさせないようにしましょう。そうすれば離脱率も下がり、サイトからの申し込みも増えますよ。

 

クライアント:わかりました。ただ、やっぱり華やかにたくさん動きのあるサイトにしたいです。

 

ディレクター:確かに華やかにしたいですね!ただ、やはり動きを多くしてしまうと、ロード時間が長くなってしまうので、代わりにデザインを調整して華やかさを出せるようにしましょう!

(素人丸出しの具体例でごめんなさい)

クライアントの意見を尊重しつつ、目的に沿わないのであればはっきりとNOを伝えて、代案を出す流れですね。

 

3:ディレクションにおいて重要なポイント

前回の記事と同じく、これについてはえーちゃんさんのTwitterに全てまとまっています。ぜひ以下のリンクから飛んで、目を通してみてください。

 

4:ディレクションの具体的な流れ

ディレクションがどのように進んでいくのか、流れをまとめています。

(「ここは実例交えて話したかったけど時間がなかった」とのことなので、後日聞けたら追記するかもです)

 

4-1:ヒアリング

制作に必要なヒアリングを行い、相手の予算感を確認します。

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◎概算見積もりのコツ

相手の言い値を含んで、幅を持たせた金額を設定しましょう。 

相手の要望:20万 

実際の見積もり:18〜25万 

こうしておくことで、当初の予算以上の金額を出してもらえる可能性を残しておけます。この時、上振れする理由を説明して、YES取りをしておくことが大切です。

 

4-2:工数確認

ヒアリング情報をもとに対応業務を洗い出し、作業工数ごとの時間を計算します。仮に時間の想定ができないのであれば、日給ベースでもOK。

最初はわからないのが当然なので、「経験を積む中で自分なりの型を見つける」つもりで臨みましょう。人によって違うので鵜呑みにするのも危険ですが、先輩の話を参考にするのもありです

 

4-3:見積もりの提示

概算金額や正規の見積もりを出すのは、チャットではなく、通話や対面の打ち合わせのタイミングがおすすめです。 

なぜかというと、チャットの場合、合意を取れなかった際に挽回しづらいからです。直接の打ち合わせ中であれば、相手の反応がリアルタイムでわかるので、補足説明などでカバーできます。

また、通話や対面の打ち合わせ後には、チャットで見積書を送付して、テキストベースでも合意を得た旨を残しておきましょう。

 

4-4:選択肢を提示する

相手の予算感が工数に見合わない場合は、「自分と相手が納得できるような選択肢」をあらかじめ用意しておくことが大切です。

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・予算内で相応の成果物を作れるように、重要度の低い部分を削る

→テンプレート利用や再構成を提案する

・予算オーバーだが要望を全て叶える(継続で関係構築したい場合など)

 

5:Webディレクターを目指すにあたって

Webディレクターを目指すのであれば、当然「ディレクション」の経験を積んでいかねばなりません。では、ディレクションに携われる案件をどのように探せば良いのでしょうか?

 

5-1:所属コミュニティの中でディレクションをする

 iSara5th の中でも制作チームを作ろうという話が出ており、そうすると誰かが自然とディレクターの役割を担うことになります。最近はフリーランスのチーム化が進んでいますし、手を挙げればディレクションに携わる機会は作れるはずです。

 

5-2:クラウドソーシングで発注側に回る

自分で獲得した案件をクラウドワーカーに外注するのも、立派なディレクションです。見ず知らずの人が相手になるので、コミュニティ内でのディレクションよりも難易度が上がりますが、経験値を積む上ではチャレンジしておきたいところです。

 

えーちゃんさんとしては、少なくとも半年の期間で、ディレクションを含む案件に10以上携わった後に、Webディレクターへシフトするのがおすすめとのことです。

また、Webディレクターは開発案件に慣れて「調整役に向いている」と感じた場合のキャリアであり、向き不向きはあることも理解しておきましょう。全員がディレクターを目指す必要はなく、コーダーやデザイナーとしてのスキルを極めるのも一つの道です。

 

まとめ

以上、えーちゃんさんの「Webディレクション」講座についてのまとめでした。

ディレクションについては、自分を含め駆け出しのWeb制作者にとって、まだ想像が難しい部分があると思います。

「早く収入を上げたい」「マネジメントする側に回りたい」と感じても、まずは焦らずに、制作者としてディレクターと関わる際にエッセンスを盗み、自分でもディレクション経験を積むことで、着実にステップアップを目指したいですね。

 

明日から講座最終週です。引き続き学んだことをシェアしていきます。

それでは。